第18回VRSJ大会 参加報告:(藤本)

D2藤本が第18回日本バーチャルリアリティ大会参加報告をいたします.

この大会に参加するのは2年ぶり2度目(前回ブログはこちら),
今回は今年3月に梅田に完成したばかりのグランフロント大阪での
開催となりました.

気になったトピックをいくつか.

パネル討論:いま改めてHMDを考える
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ここでは近年発売されたOculus Rift(http://www.oculusvr.com/)がひとつの話題となっていました.

Oculus Riftというと珍しい高視野角(平行視野で90度程度?)のHMDというイメージがありましたが,
HMDの専門家である研究者や開発者の方々からすると,昔からそのようなHMDは存在し,
むしろ近年主流であった視野角25-45度程度のHMDから原点回帰したという印象があるようです.

まだまだ人間の視覚,認知能力に近づけるためにはハードウェアだけでなく,
ソフトウェア的にも改善すべき点が山ほど残っているとのこと.
我々も,いずれどこかの企業が良いHMDを出してくれることに期待するだけでなく,
問題点の解決方法を研究の中で模索したいところ.と言ってみます.

基調講演:「世界を創る~イメージの想起と提示~:遠藤雅伸(モバイル&ゲームスタジオ取締役)」「雷に魅せられて」:河崎善一郎(大阪大学名誉教授)
基調講演1件目はみなさんご存知ゼビウスやドルアーガの塔など(ご存知ですよね?),
数々の名作ゲームを世に送り出してきた遠藤雅伸氏.
ゲーム作りの具体例を通し,自分の頭の中に思い描いたものを実際に形にし,世に出していくプロセスに関するお話でした.
ゲームに限らずメイキングの話を聞くとわくわくするのは私だけではないはず.

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2件目は雷の計測の権威である大阪大学名誉教授の河崎善一郎先生.
雷の計測を30年間続けてきたというだけあり,どことなく雷の研究者といった風貌の先生です.
各国での雷の実地観測経験を交えての講演でしたが,本当に自分の研究テーマがお好きなのだという印象を受けました.
好きこそものの,といいますが,自身の行っている対象をこれだけ愛せる人がここまでの人物となるのだろうということを改めて実感.
どちらの講演も(内容的にもべしゃり的にも)非常に面白く,これだけでも行った甲斐があると思える内容でした.

デモ:
国際バーチャルリアリティコンテストIVRCのデモ展示が行われていました.
どのデモも数々の先行を勝ち残っただけあり優れていましたが,特に面白かったのは以下のデモ.

バーチャルロープスライダー:
公園のアスレチックなどにある滑車付のロープに捕まって進む器具を擬似体験をできるというもの.
高視野角の両眼HMD(Oculus Rift),振動する台,風を感じさせるための扇風機などを用い,うまくスライダーを再現しており,体験待ちの列ができるほど.

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グラビトミン酸:
架空の調味料グラビトミン酸を振り掛けることで,食べ物から知覚する重さを変化させるシステム.
グラビトミン酸の入った容器を振ることで,連動してフォーク上のデバイス内の重り位置を徐々に変化させ
つきさした食べ物の重みが変わったかのように感じさせるというもの.
マシュマロを試食させてもらいましたが,重みを変えることで,食感が変化したような気がしました.コンセプトがすごく好き.

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次回は来週のISMARで…

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